DAZの使い方やTipsを初心者向けに日本語で解説する:ヒストグラムで見る露出調整
こんにちは、かすみんです。いつも見てくれてありがとうございます。
DAZ Stuioの使い方やTipsについてコツコツと書いていきたいと思います。
以前にもやった露出(Exposure Value)について、今回は画像編集ソフトのヒストグラムを使って確認してみたいと思います。
おさらいですが、DAZでの設定は左側のカラムにあるRender Settings(レンダリングの設定)ペインの中からTone Mapping(トーンマッピング)の項目を選び、さらにExposure Value(エクスポージャーバリュー:EV:露出値)を変えます。
標準は13.00になっていて数値を小さくするほど明るく、大きくするほど暗くなります。プレビュー画面のスクリーンショットを画像編集ソフトを使って、視覚的に確認してみたいと思います。
ヒストグラムは集計したデータを縦に積み上げて表にするものですが、カメラや写真などではピクセルの明るさの情報がどのように分布しているかグラフにしてくれるものです。例えば黒のような暗いピクセルの数を左にその次に暗いピクセルと続けて行って、右に行くほど明るいピクセルになります。
通常なら0から255までの256段階(8bitカラー:2の8乗)になっています。ちなみにRGBの三原色で3x8ビットで24bitフルカラー(1677万色:16,777,216色)と呼ばれています
知っているかと思いますが、パソコンなどではこの明るさの違いで諧調やグラデーションを表現しています。でも256段階では表現できない違いは情報が失われてしまいます。同じように暗すぎる部分や明るすぎる部分は、すべて0や255となって諧調が失われます。白飛びや黒つぶれと呼ばれる現象ですね。
3枚の画像はそれぞれレンダリングした時の設定値12.7を基準にわざと明るい画像と暗い画像をスクショに撮ったものです。カメラや露出に詳しい訳ではないので、参考程度に聞いて下さい。
露出が12.00だとたぶん明るすぎていて、シャツが白く飛び諧調が失われ立体感がなくなっています。ヒストグラムでは右側が多くなり山が右端にくっついています。長く伸びているのは参考のためにと置いた白い球のせいで、余計に分かりにくくなっているかもしれません。ごめんなさい。
全体が明るい分、暗い方の諧調は緩やかで余裕があります。ですが後から見る暗い方の画像と比べるとスカートや髪の黒が何と言うか弱いですよね。ヒストグラムの傾きによってコントラストや諧調が違って見えます。
どれが良いとは言い切れなく好みや表現もあると言われますが、全体的にフラットな方がバランスのいい画像の気がします。極端に左や右に山が寄ってしまうと暗すぎたり明るすぎたりしますね。目測で少し明るめに調整していたのでまあまあかなと思っています。
暗い方の画像では山が左によって右に緩やかに下がり続けています。白い球が白飛びしていないので、これくらいが適正だったかもしれません。でもシャツがグレーっぽくなっているので、やっぱり明るめで良かったかなとも思います。
目視だと確認するモニターにも左右されそうな気がします。輝度を抑えた設定で作業をしているので、全体的に明るくなりがちかなと思ってます。
自分でもまだ良く分かっていないので偉そうなことは言えないのですが、画像編集ソフトをお持ちの方は確認してみてはいかがでしょうか。
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